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「コクーン アクターズ スタジオ」   ノゾエ征爾先生 レッスンレポート

日々のレッスン風景を不定期でお届けする「CAS通信」。
今回はノゾエ征爾先生のレッスン風景を制作目線でお届けします。

5月某日

 今日はノゾエ先生の初授業。CAS生のみんなも先生も緊張している様子でスタートしました。

 約2か月の授業でCAS生同士は仲を深めつつありますが、ノゾエ先生とは初めまして。近況報告と自己紹介かねて約20分間、エチュードを行いました。初回授業は名札を付けて授業に参加していたのですが、「もう名札を外していいよ」と仰られ、たった20分ほどのエチュードでノゾエ先生はCAS生全員の名前を覚えておられました。

 自己紹介の後は、ノゾエ先生の作品を使った本読み稽古。男女の二人芝居を題材に、1役を複数人で順番にリレー形式でつないでいきます。まずは男性は男性役、女性は女性役で順番に回していきます。通常バージョンをやってみた後、男女を入れ替えて本読みを行いました。男女入れ替えバージョンでノゾエ先生の演出がついていきます。気持ちを作るタイミング、セリフの言い回し、言葉の当て方など細かい演出指示があり、その場で修正をしていきます。男女で入れ替えることで難しくなるのかなと思っていたのですが、自分から少し遠い役だからこそエネルギーをもって演じられることもあるのかなと見ていて感じました。

 2回の本読みの後、男女が入れ替わったバージョンで立ち稽古。2役をリレー形式で演じるので、役のバトンタッチが重要になります。舞台上に次の人が順番に出て、どんどん舞台上に人が増えていきます。途中で相手の役が別の人に変わることもあり、近い距離で二人の会話が繰り広げられたり、あえて離れた距離でやりとりをするなどいろんなパターンを試していきます。ここから2回の授業をかけて、立ち稽古、発表を行います。どういった演出になるのか楽しみです。

【発表の様子】

後日行った発表の様子を写真にてお届けします。

(制作・I)

次回のCAS通信もお楽しみに!

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